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【怖い話】行き交う人々
地下鉄を降り、地上に出ると結構な雨。
行き交う多くの人の間を縫うように歩いているといきなり肩を掴まれた。
驚いて振り返るとそこにはタクシーの運転手が。
険しい形相の彼は私の肩を掴んだまま、無言でタクシーに押し込もうとするではないか。
わけのわからぬまま無理矢理乗車させられ、急発進するタクシー。我に返り、抗議しようとした私に運転手が青ざめた顔で言った。
「無茶してすまなんだけど、誰もいない道で何かを避けるように歩いていたあんたを見て『助けなあかん!』と思たんや! あんた、危ないとこやったんや!」

…「大阪市営地下鉄千日前線」。昭和47年5月13日に117名が犠牲になった「千日デパート火災」の現場のすぐ近くであった。


同様の話は「ホテルニュージャパン」跡地や、東京大空襲で多くの犠牲者を出した墨田区界隈でも語られることがある。





ネットで見かけた話。

気づかずに大勢の幽霊に囲まれていたなんて怖すぎる。
けど一番恐怖を感じたのは、それを見つけたタクシーのおっちゃんだと思う。
死んでもそれに気づかない、または気づかないふりをして生きていたときと同じように日常を繰り返そうとする幽霊もいるんだとか。

街を行き交う大勢の人たちの中に、死者が自然に紛れ込んでいるかもしれないと思うと…。

自分の死を認められない:★★★★☆

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by kero-tama | 2011-09-02 18:23
【オカルト】泡幽霊
kero母から聞いた話。

kero母の知人に、関西の有名なソープ街で働いていた男性がいた。
そのソープ街には「幽霊が出る店は繁盛する」というジンクスがある。
こういった業界では結構縁起を担ぐ店が多い。

母の知人男性が働くソープランドも二階の従業員休憩室に女の幽霊が出ると有名で、従業員のほとんどがそれを目撃していた。

が。目撃した従業員いわく。


「物凄くエグイ」


女幽霊の顔は正視できないほどグチャグチャに潰れているというのだ。

知人男性も目撃した一人で、コタツで仮眠中に目を覚ますと目の前にその顔があり、絶叫とともに店を飛び出して近所の飲み屋に駆け込んだそうだ。
何をしてくるわけでもないのだが、あまりの「エグさ」に耐えられず店を辞める従業員まで出たため、困り果てた店長はついにお祓いを依頼した。

以後、ピッタリと女幽霊は出なくなったが、同時に店は廃れてしまったんだそうな。


究極の選択:★★★☆☆

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by kero-tama | 2011-04-18 10:54
【NEWS】惨殺犯が自首した動機
ExiciteNews:惨殺犯が自首した動機

1996年、アメリカで少女とその両親が惨殺される事件が起きた。
特に少女の有様は凄惨で、着ていた白いドレスは血に染まり「赤茶色のドレス」と報告されたほどだった。

犯人の行方はようとして知れず、二年が過ぎたころ…
一家が住んでいた屋敷の周囲に子供たちが集まって遊ぶようになっていた。
子供たちは

  「窓から女の子が手を振って誘っていた」

と言い、やがてそれは大人たちも目撃するところとなった。
幽霊の噂に街が騒然となったころ、事件の犯人が警察に自首してきた。

  「毎晩のように殺した少女が枕元に現れ、自首するように囁くんだ」

以後、少女の幽霊が目撃されることはなくなった。
一家の屋敷は裁判が終わった後、焼却されたのだった…。




「本当に幽霊がいるなら、殺された人は犯人や親族、警察のところへ化けて出ればいいのに」ということが実際に起きていたという話。

ミステリー小説なら、遺族が屋敷に被害者とよく似た少女を連れて行き噂をたてる。
噂が大きくなるにつれ、犯人は恐怖と罪悪感で少女の妄想を見るようになり、耐え切れず自首する、という話ができそうです。
犯人に良心の呵責が無ければ失敗しそうですが。


誰もが一度は考えること:★★★★☆

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by kero-tama | 2010-11-20 15:34
【怖い話】サンキュー事故
keroの知人Yさんの話。

Yさんが車を運転していると、左手から道路を横切ろうとしている女性が目に入り、彼は車を止めて手振りで道路を渡るよう促した。
丁寧に頭を下げ、女性が右側の車線に差し掛かった瞬間、

  ゴウッ!!!

ダンプが物凄い勢いでYさんの車を追い越して右車線へ。

  「!!?」

突然の惨劇に体を硬直させるYさん。

  自分が道を譲ったばかりに…

しかしその後悔は一瞬だった。
ダンプが走り去った道路の上には何もなかったのだ。
轢かれた人間やダンプの破片はおろか、衝突音さえ…。

何事もなかったかのように走り去るダンプを見送るYさん。
ふと左手を見るとお寺と墓が見える。

ああ、と得心がいったYさんだった。




補足:サンキュー事故
進路を譲られたことが裏目となって起こる事故。
この話のように歩行者に道を譲ったら後ろから無理に追い越してきた車にはねられたりするもの。
止まっている車があったらその影に人や動物や物があると考えたほうが事故は減ります。


無理な追い越しは危険です:★★★☆☆

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by kero-tama | 2010-10-17 03:57
【オカルト】コトリバコ-由来
2ちゃんねるのオカルト板で有名な「コトリバコ」第3弾。
閲覧についてのご注意は、まず「コトリバコ-発端」を御覧ください。
 
 
320 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:10:45 ID:0GDcLRRy0
M「それと、たぶんみんなあの箱の中身が何かを知りたいだと思う。
M「ここまで話したら、もう最後まで聞いてほしい。
M「俺も全部は知らんけど、知ってることを話す。
M「ここはもう箱終わったけん、問題ないと思うし
M「正直、残りの箱はあと二つ、たぶん俺が祓わんといけんもんだけん
M「俺の決意ってのもある
M「それと、S父さんは本来知っておかんといけん話だけん
M「それとAは、たぶん今話とかんとしつこいけんなぁw


M「あの箱はな、子取り箱っていって間引かれた子供の身体を入れた箱でな
M「作られたのは1860年代後半~80年代前半頃。
M「この部落(俺らの言葉では部落といいませんが、差別用語です)は
M「このあたりでも特にひどい差別、迫害を受けた地域なんよ
M「で、余りにもひどい迫害だったもんで、間引きもけっこう行われていた
M「△▼(地域名です)の管轄にあったんだが
M「特に△▼からの直接の迫害がひどかったらしい。
M「で、働き手が欲しいから子供は作るが、まともな給料がなく
M「生活が苦しいから子供を間引くと・・・ これは一応わかるよな?


321 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:08 ID:0GDcLRRy0
M「で、1860年代後半かな?隠岐の島で反乱があったのはしっちょるか?
M「その反乱は1年ほどで平定されたらしいんだけど
M「そのときの反乱を起こした側の一人が、この部落に逃れてきた
M「島帰りってやつだな・・・
M「反乱の理由とかは学校で少し習ったろ?隠岐がすごい裕福な土地だったってこととかも
M「まぁ、それはいいや。
M「で、その島帰りの人間、名前がな・・・ ◎○って言うんだよ。

(俺の苗字と同じでした。なんだか訳わかんね・・・)
◎○⇒以下AAとしますね。

M「AAは反乱が平定されて、こっちに連れてこられた時に
M「隙を見て逃げ出してきたそうだ、話によるとだけどな。
M「この部落まで逃げてきたと。
M「部落の人らは、余計な厄介ごとを抱えると、さらに迫害を受けると思って
M「AAを殺そうとしたんだって。
M「で、AAが「命を助けてくれたら、お前たちに武器をやる」
M「というようなことを言ったそうだ。
M「その武器って言うのがな、小箱だ。小箱の作り方。
M「部落の人はその武器がどのようなものかを聞き、
M「相談した結果、条件を飲むことにしたんだ。


322 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:25 ID:0GDcLRRy0
M「AAはもう一つ条件を出してきた。
M「武器(小箱)の作り方を教えるが、最初に作る箱は自分に譲って欲しいということ
M「飲めるなら教える。どうしてもダメなら殺せと
M「部落の人はそれを飲んだ。
M「そしてAAは箱の作り方を教えた・・・
M「作り方を聞いてからやめてもいい、そして殺してくれてもいいともAAは行ったそうだよ
M「それだけ禍々しいものだけん、この小箱ってのは、AAも思うところがあったのかもな
M「ただ、「やり遂げたら自分も命を絶つが、それでもやらなければならないことがある」
M「そうAAは言ってたそうだ

*箱の作り方、全部載せるとさすがにやばそうなので?いくつか省きますね。


323 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:38 ID:0GDcLRRy0
M「それで、その方法がな、最初に複雑に木の組み合わさった木箱をつくること
M「これはちょっとやそっとじゃ木箱を開けられないようにするための細工らしい。
M「これが一番難しい作業らしい。お前らもちょっと見ただろ?あのパズルみたいな箱
M「アレを作るんだ。
M「次に、その木箱の中を、雌の畜生の血で満たして、1週間待つ
M「そして、血が乾ききらないうちに蓋をする。
M「次に、中身を作るんだが、これが子取り箱の由来だと思う。
M「想像通りだと思うが。間引いた子供の体の一部を入れるんだ。
M「生まれた直後の子は、臍の緒と人差し指の先、第一間接くらいまでの
M「そして、ハラワタから絞った血を
M「7つまでの子は、人差し指の先と、その子のハラワタから絞った血を
M「10までの子は、人差し指の先を
M「そして蓋をする。閉じ込めた子供の数、歳の数で箱の名前が変わる
M「一人でイッポウ、二人でニホウ、三人でサンポウ、四人でシッポウ
M「五人でゴホウ、六人でロッポウ、七人でチッポウ
M「それ以上は絶対にダメだとAAは念を押したそうだ
M「そして、それぞれの箱に、目印として印をつける。
M「イッポウは△、ニホウは■といった具合に。
M「ただ、自分の持っていく箱、ハッカイだけは7つまでの子を、八人をくれと
M「そして、ハッカイとは別に、女1人と子供を1人くれと。
M「ハッカイは最初の1個以外は決して作るな とも言ったそうだ。


324 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:11:53 ID:0GDcLRRy0
M「普通、そんな話まで聞いて、実行なんか出来ないよな
M「そんな胡散臭い人間の話、ましてやそんな最悪の話
M「いくら生活苦しくても、自分の子供を殺すのでさえ耐え切れない辛さなのに
M「さらに殺した子供の死体にそんな仕打ち・・・・
M「でもな、ここの先祖はそれを飲んだんだ、やったんだよ
M「どういった動機、心境だったのかは全部はわからないけど
M「それだけものすごい迫害だったんだろうね
M「子供を犠牲にしても、武器を手にしないといけないほどに、すごい・・・
M「そして、最初の小箱を作ったんだと
M「各家、相談に相談を重ねて、どの子を殺すかっていう最悪の相談
M「そして実行されたんだ。
M「そして・・・ハッカイが出来上がった。

M「AAはこの箱がどれほどのもので、どういう効果なのかを説明した
M「要望にあった子供と女を使ってね。
M「その子供と女の名前は、□■と$*(伏せますね)
M「そして、犠牲になった8人の子供の名前は _______(伏せますね)
M「聞いたことあるろ?
(俺らは知ってる名前です。でもいえません、ほんとにごめんなさい)


325 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:13:00 ID:0GDcLRRy0
M「で、効果はAに言ってたようなものだ
M「女と子供を取り殺す。それも苦しみぬく形で
M「何故か、徐々に内臓が千切れるんだ、触れるどころか周囲にいるだけでね。

M「そして、その効果を目の当たりにした住民は、続けて箱を作ることにした。
M「住民が自分たちのために最初に作った箱はチッポウだった
M「俺が祓った奴だな。7人の子供の・・箱・・・
M「わずか2週間足らずの間に、15人の子供と、女1人が殺されたんだよ
M「今の時代じゃないだろ?・・・ ひどいよな・・・・
M「そして、出来上がった箱を、△▼の庄屋に上納したんだ
M「普通に住民からの気持ち、誠意の印という名目で
M「庄屋の家は・・・ ひどい有様だったらしい
M「女子供、血反吐を吐いて苦しみぬいて死んだそうだ。


326 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:13:22 ID:0GDcLRRy0
M「そしてな、住民は△▼のお偉方達、△▼以外の周囲地域にも伝えたそうだ。
M「今後一切部落に関わらないこと、放って置いて欲しいこと。
M「今までの怨みを許すことは出来ないが、ほうっておいてくれれば何もしないということ
M「守ってくれるのなら、△▼へ仕事に出ている部落の者も、今後△▼に行くこともしないということ
M「そして、もしこのことに仕返しをすれば、この呪いを再び振りまくということ
M「庄屋に送った箱は、直ちに部落に返すこと。
M「なぜ放置するのか、その理由は広めないこと、ただ放置することだけを徹底すること
M「そして・・・ この箱はこれからも作り続けること
M「既に箱は7つ存在していること。
M「7つあるっていうのは、これはハッタリだったんだろうなと思う。そう思いたい・・・
M「言い方は失礼なんだけど、読み書きすら出来なかった当時の住民に
M「これだけのことが思いつくはずは無いと思うんだが・・・ AAの知恵だったんだろうか

M「△▼含め、周りの地域は全てこの条件を了承したらしい。
M「この事件は、その一時期は周辺に噂としてでも広まったのだろうかな
M「すぐさま部落への干渉が一切止んだそうだ。


327 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:13:47 ID:0GDcLRRy0
M「で、この部落の大人たちは、それでも作り続けたんだよ
M「この箱をね。すでにAAはどこかに行ってたらしいんだが
M「箱の管理の仕方を残していったそうだ。
M「女子供を絶対に近づけないこと。
M「必ず箱は暗く湿った場所に安置すること
M「そして箱の中身は、年を経るごとに次第に弱くなっていくということ
M「もし必要なくなった、もしくは手に余るようなら、○を祭る神社に処理を頼むこと
M「寺ではダメ、必ず処分は○を祭る神社であること

M「そして、住民たちは13年に渡って箱を作り続けたそうだ。
M「ただ、最初の箱以外は、どうしても間引きを行わなければならない時にだけ
M「間引いた子の身体を作り置いておいた箱に入れた、ということらしい。
M「子供たちを殺すとき、大人たちは
M「△▼を怨め、△▼を憎め、というようなことを言いながら殺したらしい。
M「殺す罪悪感から少しでも逃れたいから、△▼に反らそうとしてたんだろうな。

M「箱を作り続けて13年目、16個目の箱が出来上がっていた。
M「イッポウ6つ、ニホウ2つ、ゴホウ5つ、チッポウ3つ
M「単純に計算しても、56人の子供・・・
M「作成に失敗した箱もあったという話だから、もっと多かったんだろうな


328 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:14:00 ID:0GDcLRRy0
M「そして、13年目に事件が起きた
M「その時、全ての箱は1箇所に保管されてたんだが
M「監視を立ててね。そして事件が起きた。
M「11歳になる一人の男の子が監視の目を盗んで箱を持ち出してしまった。
M「最悪なのが、それがチッポウだったってこと
M「箱の強さは、イッポウ<ニホウというふうに数が増えれば強くなる。
M「しかも出来上がって間もないチッポウ
M「箱の外観は分かるよな・・・ Sが楽しく遊んだっていうように
M「非常に子供の興味を引くであろう作りだ。
M「面白そうなおもちゃを手に入れた男の子は家に持ち帰り。
M「その日のうちに、その子を含め家中の子供と女が死んだ。

M「住民たちは、初めて箱の恐怖を、この武器が油断すれば自分たちにも
M「牙をむくということを改めて痛感した。
M「そして一度牙をむけば、止めるまもなく望まぬ死人がでる。確実に。
M「そして恐怖に恐怖した住民は箱を処分することを決めたそうだ。


329 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:14:15 ID:0GDcLRRy0
M「それからは大体分かるよな。
M「代表者5人が俺の家に来たんだわな。
M「そして、俺の先祖に処理を頼んだ。
M「しかし箱の力が強すぎると感じた俺の先祖は
M「箱の薄め方を提案したんだ。それはJさんの言った通りの方法
M「そして、決して約束の年数を経ない箱を持ち込まないこと。
M「神社側からは決して部落に接触しないこと。
M「前の管理者が死んだ後、必ず報告をすること
M「箱ごとの年数は、恐らく俺の先祖が大方の目安・・・
M「箱の強さによって110年とか、チッポウなら140年ほど
M「箱の管理から逃げ出せないよう、そのルールを作ったんだ
M「で、班毎に分かれたあと、一人の代表者を決め
M「各班にその代表者が届けた。そしてどの箱をどの班に届けたかを
M「俺の神社に伝え、俺の祖先が控えた後・・・・ その人は殺される・・
M「これでどの箱をどの班がどれだけの年数保管するのかは分からない
M「そして、班内以外の者同士が箱の話をするのをタブーとしたそうだ。
M「なぜ全体で管理することにしなかったのかは、恐らくだが
M「これは俺のじいちゃんが言ってたんだが
M「全体で責任を背負って責任が薄まるよりも
M「少ない人数で負担を大きくすることで逃げられないようにしたんじゃないかな?

M「で、約束の年数を保管した後、持ち込まれた箱を処理したと。
M「じいちゃんの運の悪いところは、約束の年数ってのが
M「じいちゃんとおれのひいじいさんの代に、もろ重なってたってことだ。
M「箱ごとの約束の年数っていうのは、法則とかさっぱり不明で
M「他の箱はじいさんの代で全部処分できたんだが
M「チッポウだけはやたら長くて、俺の代なんだよなぁ・・・
M「まだ先だと思って何もやってなかったけど真面目にせにゃ・・・


330 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:15:10 ID:0GDcLRRy0
M「これで全部だ。箱に関すること。俺が知ってること。
M「そして、俺が祓ったチッポウは、最初に作られたチッポウだってこと。

それと、Mはさっき電話で
M「箱の年数はどうやって決めたのかは分からない。
M「俺の先祖が箱について何かしら知ってたのかも知れないし
M「AAという人物からそういう話があったらそうしてくれと頼まれていたのかもしれない。
と言ってました


以上が昨日の夜の出来事です。
もうね、三文小説のネタにでもなりそうなお話で
現実に箱事件を目の当たりにした俺も、何がなにやらで混乱してます。





呪いの結果より、子供を大量に殺してコトリバコを作った人たちが本当に怖い。
干渉が止んだ後も貧しかった村落では子供の間引きが行われました。
当時としては間引きも仕方なかったということはわかります。
しかし彼らはその子らをただ死なせるだけではなく、怨念の塊、呪いの道具にしました。
干渉はもう止んでいたのに。

おそらく、作ったコトリバコで何かをしようと思ったわけではなかったのでしょう。
貧しさから仕方なく子供を間引く罪悪感から逃れるため、自分たちを迫害した△▼にその矛先を逸らしたかった。


 △▼のせいでお前は死ぬんだ。
 だから俺たちじゃなく△▼を怨め。



罪悪感から逃れた結果、彼らはその怨念を無関係な子孫にまで背負わせました。
恐ろしくても逃げられない。
圧力から開放してくれたコトリバコは、結果自分たちとその子孫を恐怖とともに土地に張りつける呪いになってしまいました。


人を呪わば:★★★★★

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by kero-tama | 2010-09-15 21:11
【オカルト】コトリバコ-真相
2ちゃんねるのオカルト板で有名な「コトリバコ」第2弾。
閲覧についてのご注意は、まず「コトリバコ-発端」を御覧ください。
 
 
310 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:06:27 ID:0GDcLRRy0
6日夜の時点では当事者4人、俺の家でSの話を聞くという予定だったのですが
SがSの家族、そして納屋の解体の時に一騒動あったという隣家のおじいさん
も交えて話がしたいとのことで、Sの家に行くことになりました。


M,S,K,A(俺) それと、Sの父は「S父」、母を「S母」、Sの祖母を「S婆」
Sのおじいさんを「S爺」隣のおじいさんをJとしましょうか。
タイプたいぎいので。(S弟は仕事のため不在)

話の内容は以下のようなものです。
それと、方言で書くのはなるべくやめます。JとS婆の話、ほとんど異国語なのでw


311 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:06:42 ID:0GDcLRRy0
◎まず、Sが事件の後、納屋の解体業者が来た時の話を。

俺の家での出来事の2日後になります。
5月23日、頼んでいた業者がきて解体用の機械を敷地に入れ作業に入ろうかというとき
S父に隣家のJが話しかけてきたそうです。
S父がおじいさんに納屋を解体することを伝えるとJは抗議してきたそうです。
S父ともめてたそうで、その声を聞いたSが「もしかしたらあの箱のことを
知っているのかも」と思い、Jに聞いてみようと外にでたそうです。
この時点でSは家族にあの日のことは話してなかったそうです。

「納屋を壊すな!」というJに対し
「反対する理由はあの箱のことかなのか」「あの箱はいったい何なのか」
という様なことを聞くと、Jは非常に、非常に驚いた顔をし、
「箱を見つけたのか」「あの箱はどうした?」「お前は大丈夫か?」
とあわてた様子で聞いてきたそうで、Sが事件の経緯を話すと
Jは自分の責任だ、自分の責任だと謝ったそうです。
そして、「聞いておかんかったからこんなことになった」
「話しておかんかったからこんなことになった」
「近いうちにお宅の家族に話さないけんことがある」と言い、帰って行ったそうです。

そしてSはポカンとしてるS父に事件のことを話したそうです。
そしてJの話を聞いてから、俺らに話そうと思ってたのですが、
Jが話しに来る素振りを見せずイライラしてたところに、昨夜俺から電話があったと言うわけです。
そして、昨日俺の電話を受け、Mも来るなら今日しかないと思い
その「話さないといけないこと」を今日話して欲しいということで
Jを父と一緒に説得して来ていただいたそうです。


312 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:02 ID:0GDcLRRy0
◎次に、Mの話
S父がJにお話いただけますか?と言うと
俺とKが居ることで話していいものか悩んでいると(部外者ですもんね)、

と、このあたりで
M「先に話させてもらっていいですか?
そういってMが話し始めました。

M「Jさん・・・・  本来、あの箱は今あなたの家にあるはずでは?
M「今の時代、呪いと言っても大概はホラ話と思われるかもしれないが
M「この箱については別。俺は祖父、父から何度も聞かされてたし
M「実際、祖父と父があれを処理するのを何度か見てきた。
M「箱の話をするときの二人は真剣そのものだった。
M「管理簿もちゃんとある。それに事故とはいえ箱でここの人が死んだこともありましたよね。

M「今回俺が箱に関わったってことと、父が少し不審に思うことがあるということで
M「改めて昨夜、父と管理簿を見たんです。
M「そうしたら、今のシッポウの場所はJさんの家になってた。
M「そうなると話がおかしい。父は「やっぱり」と言ってました。
M「俺の家の方からは接触しないという約束ですが
M「今回ばかりは話が別だろうと思って来ました。
M「俺の父が行くといったのですが、今回祓ったのは俺なので俺が今日来ました。

Jさん、そしてその他一同は黙って聞いてました。MとJにしか分からない内容なので。



313 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:21 ID:0GDcLRRy0
M「それでですね。Jさん。あなたの家に箱があったのなら、Sのお父さんが
M「箱のことを知らないのは仕方がないし、なんとか納得はできます。
M「Sのおじいさんは◎△(以下T家としますね)さんから引き継いで、
M「すぐに亡くなられてますよね。
(Sのおじいさんは俺らが知り合った時、つまり厨房の時にはすでにお亡くなりだそうです
M「管理簿では、T家⇒Sの家⇒J家の移動が1年以内になってました。
M「Sのおじいさんがお父さんに伝える時間が無かったのだろうと理解はできるんです。
M「それに約束の年数からいって、Sのお父さんに役回りが来ることはもう考えにくい。
M「あなたかT家で最後になる可能性が高いですし。
M「でも、今回箱が出てきたのはSの家だった。これはおかしいですよね。
M「俺、家のことはあまりやってなかったので、管理簿をまじまじと見たことなんて
M「なかったんですが、昨夜父と管理簿をみて正直驚きましたよ。
M「Sの話をさっき聞くまでは、もしかしたら何か手違いがあって、あなたも箱のことを
M「知らなかったのかもしれないと考えてたのですが、あなたは知っていますよね?
M「知っていたのに引き継いでいない。そしてSの家にあるのを知ってて黙っていた。

M「俺、今回のこと、無事に祓えたんであとは詮索されてもとぼければ済むかなって
M「思ってたんですよ。何かの手違いでSの家の人みんなが知らなかっただけで
M「結果オーライというか・・・  正直焦りまくったし、ビビリまくったけど・・・
M「今日だって、昨日父と管理簿見てなかったらここには来てなかったと思います。
M「本来の約束なら、俺の家からこっちに来ることは禁止ですからね。
M「だから今日俺が来たってことは伏せておいて欲しい。
M「でも、そういうわけには行かなくなったみたいです。


314 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:39 ID:0GDcLRRy0
M「俺は怒ってますよ。俺の父もね。
M「ただ、顔も知らない先祖の約束を守り続けないといけないって言うのは、
M「相当酷な話だというのも分かります。
M「逃げ出したいって気持ちも。俺だってそうでしたから。
M「俺だってあの日、箱を見ただけで逃げ出したかった。
M「わずかな時間のことだったのに、本気で逃げようかと思った。
M「アレを下手すれば十数年、下手すれば何十年保管するなんてどれだけ怖いのか
M「でも、もしこういったことがここ全体で起きてるのだとしたら
M「残りの箱の処理に関しても問題が起きます。
M「Sはたまたま、本当にたまたま箱に近づかなかったっていうだけで
M「たまたま、本当に偶然あの日俺と会うことになってたってだけで・・・
M「もしかしたらSは死んでたかもしれない。
M「そして、もしかしたら他の箱で被害がでているかもしれない。
M「だから、なぜこういうことになってたのか話していただけませんか?

M「それとこいつ(Kのこと)はその場に居た「女」です。もちろん子供を生める体です。
M「部外者ではないです。被害者です。
M「それとこいつは(俺のことです)、部外者かもしれませんが、そうでもないかもしれません。
M「こいつの名前は◎○です。ここらじゃそうそうある苗字じゃないですよね?◎○です。

俺はなんのことやら分からなかったです。ただJさんが俺の方をみて
「あぁ・・そうかぁ・・・」って

長文すいません。あと半分くらい続きます。


315 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:07:54 ID:0GDcLRRy0
◎Jさんの話しに行きますね
(一部S父母の通訳付きです)

J「まず、箱のことを説明したほうがいいですかな。
J「チッポウ(シッポウかと思ってましたがチッポウらしい)はSの家、J家、
J「そして斜め向いにあったT家の3家で管理してきたものです。
J「3家に割り当てられて箱です。
J「そしてあの箱は3家持ち回りで保管し、家主の死後、次の役回りの家の家主が
J「葬儀後、前任者の跡取りから受け取り、受取った家主がまた死ぬまで保管し、
J「また次へ、次へと繰り返す。受取った家主は、跡取りに箱のことを伝える。跡取りが
J「居ない場合は、跡取りが出来た後伝える。どうしても跡取りに恵まれなかった場合
J「次の持ち回りの家に渡す。他の班でも同じです。3家だったり4世帯だったりしますが。
J「そして他の班が持っている箱については、お互い話題にしないこと。
J「回す理由は、箱の中身を薄めるためです。
J「箱を受取った家主は、決して箱に女子供を近づけてはいけない。
J「そして、箱を管理していない家は、管理している家を監視する。
J「また、Mの家から札をもらい、箱に張ってある古い札と貼り替える。
J「約束の年数を保管し、箱の中身が薄まった後Mの家に届け処理してもらう。
J「M神社(仮にそう呼びますね)と昔にそういう約束をしたらしい


M「それで、俺の家は昔の約束どおり持ち込まれた箱を処理・・・・ 供養してたんだ
M「ここにある全ての箱と、箱の現在の保管者の管理簿つけて。


316 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:08:19 ID:0GDcLRRy0
J「そうです。本来なら、私がS爺が亡くなったときに箱を引き継ぐはずでした。
J「でも、本当に怖かったんです、申し訳ない許して欲しい。
J「Tの父親が死に(Sの家の前任者です)、引き継いだS爺も立て続けに死に、
J「男には影響ないと分かっていても怖かった。
J「そんな状態で、いつS父が箱を持ってくるのか怯えてたんです。
J「でも、葬儀後、日が経ってもS父がこない。
J「それでT(S家の前任者の跡取り)と相談したんです。
J「もしかしたらS父は何も知らないのかもしらない、箱から逃げられるかもしれないと。
J「そしてまず、S父に箱のことをそれとなく聞き、何も知らされていないことを確認しました。
J「そして納屋の監視は続け、S家に箱を置いたままにしておくこと
J「Tは札の貼り替えをした後、しばらくして引っ越すこと(松江に行ったらしいです)
J「そうすれば、他班からは「あそこは終わったんだな」と思ってもらえるかもしれないから。
J「引き継ぐはずだった私が、S家の監視を続けること。
J「そして、約束の年が来たらJが納屋から持ち出しM神社に届けること。
J「そして・・・・ 本当に、本当に申し訳ない
J「それまでに箱にSやSの母が近づいて、死んでしまったとしても
J「箱のことはSの家は知らない、他班の箱のことは触れることは禁止だから
J「ばれることは無いだろうと、Tと相談したんです。本当に申し訳ない
J「だから、他班の箱のことは分からない。こんなことは無いと思う、申し訳ない

Jさんは土下座して何度も謝ってました。
S父さんは、死んだS爺さんに納屋には近づくなとは言われていたそうです。
また、実際気味の悪い納谷で、あえて近づこうとは思ってなかったようです。Sも同様に。


317 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:08:35 ID:0GDcLRRy0
それで、今回どうせなら取り壊そうという話になり、中の整理をしていて
そのときにSが箱を見つけてしまったという経緯でした。
S父さん、S母さん、S婆さん、信じられないという感じでしたが、
ただS婆さんだけがなにやら納得したような感じで、
S婆「納屋はだから近づかせてもらえなかったのか」という風なことをおっしゃってました。


319 :小箱 ◆/7qG64DDfc :2005/06/08(水) 22:10:17 ID:0GDcLRRy0
Mの話がまた続きます。

M「なるほど、そういうことでしたか・・・
M「引継ぎはしなかったとはいえ、監視しなければならず、結局は箱から
M「箱から逃げることは出来なかったんですね。
M「結局苦しんだと
M「決まりの年までたしかあと19年でしたよね?
M「・・・引き継いでいたとしても結局は俺が祓うことになってたのかなw

M「S父さん、S母さん、S婆さん、S・・・
M「現実味の無い話で、まだ何が何だか分からないと思う。
M「でもこれは現実で、このご時世にアホみたいに思うかもしらんが、現実で
M「でも、Jさんを怒らないであげてほしい。
M「あの箱が何か知ってるもんにとっちゃ、それほど逃げたいもんだけん
M「まぁ、もう箱はないんだけん安心だが?
M「面白い話が聞けて楽しかったと思ってJさんを許してやって欲しい
M「Jさんを許してやって欲しい

Jさんうつむいて、うなだれて、見ててなんだか痛々しかったです。





「コトリバコ」から逃げたい一心で隣家になすりつけたJさん。
箱に女性や子供を近づけてはいけない理由とは?
次回は「コトリバコ」の由来について。
【オカルト】 コトリバコ-由来
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by kero-tama | 2010-09-15 10:03
【オカルト】コトリバコ-発端
2ちゃんねるのオカルト板で有名な「コトリバコ」第1弾。
御覧になる前にひとつ注意事項がございます。

Caution!

この話が2ちゃんねるに書き込まれたのは2005年ですが、当時

「この話を読んで(読もうとしたら)お腹が痛くなった」

などの書き込みをする女性が多かったそうです。
数年前にこれを読んだkeroにはそのようなことはまったくありませんでしたが、どうしても気になるという方は閲覧されないことをおすすめします。
「自分にも呪いがかかるかも」と気にするあまり神経性の腹痛など体調不良を実際に引き起こす可能性がございます。
閲覧は自己責任でお願いいたします。


まあ、気にする方はこのサイトをご覧になっていない気がしますが、一応…。
 
 
912 小箱 1 2005/06/06(月) 12:57:48 ID:lJdBivui0
俺、暇なときにまとめサイト見てる者です。
俺自身霊感とかまったくなくて、ここに書き込むようなことは
ないだろうなぁって思ってたんですが、
先月あったホットなお話を書き込もうかと思いここに来た次第。

一応話の主役の許可は取って書き込んでます。
ここなら多くの人が信じてくれそうなので。
長文かも。(文才もなく長文カキコもほとんどしたこと無いので読みにくいかも)

冒頭述べたように、俺自身にはまったくもって霊感などは存在してません。
なのでこれ、ホントに霊とか絡んでる話かは俺には判別不可。
皆さんに判別してほしい。
会話の内容も、覚えてるものを書いているのでかなり乱文かもしれません。

で、本題。
この話は、霊感の強い友達の話。

その友達は中学生の時からの付き合いで、30手前になった今でも
けっこう頻繁に遊んだり、飲みに行くような間柄。
そいつん家は俺らの住んでるところでもけっこう大きめの神社の神主さんの
仕事を代々やってて、普段は普通の仕事してるんだけど、正月とか
神事がある時とか、ケコーン式とかあると、あの神主スタイルで拝むっていうのかな?
そういった副業(本業かも)をやってるようなお家。
普段は神社の近くにある住居にすんでます。

で、その日も飲みに行こうかってことで、とりあえず俺の家に
集合することになったんです。
先にそいつと、そいつの彼女が到着して、ゲームしながらもう一人の女の子を待ってたんです。

その神社の子をM、遅れてくる子をS、俺のことをAとしますね。Mの彼女はKで。

913 小箱 2 2005/06/06(月) 12:58:15 ID:lJdBivui0
しばらくゲームしながら待ってたら、Sちゃんから電話がかかってきたんです。

Sちゃん「ごめんちょっと遅れるね、面白いものが納屋から見つかって、家族で夢中になってた~
「Aってさ、クイズとかパズル得意だったよね?面白いものもって行くね!
「もうちょっと待ってて~~~
ってな感じの内容でした。

で、40分くらいしたころかな、Sちゃんがやってきたんです。
その瞬間、というかSちゃんの車が俺ん家の敷地に入った瞬間かな
Mが「やべぇ。これやべぇ。やべ・・・・ どうしよ・・ 父ちゃん今日留守だよ」
って言ったんです。

俺「ん?Mどうしたが?また出たんか?」
K「大丈夫!?またなん?」
M「出たってレベルのもんじゃねぇかも・・・・ はは・・ Aやべぇよこれ、Sちゃん・・まじかよ」

Mは普段は霊感あるとかオバケみるとか神社の仕事とか、あまり話題には出さないんですが、
たまにこうやって怯えてるんですよ。
俺もSもKも、そのことは知ってるんですがMが突っ込んだ話されるのを嫌がるので
普段はあまり話題にしません。

Sちゃんが俺の部屋まで上がってきました。
Mは顔面蒼白ってかんじで、
M「Sちゃんよ・・・・ 何持ってきたん?出してみ・・・」
S「え?え?もしかして私やばいの持ってきちゃった・・・のか・・な?」
M「うん・・」
S「これ・・・来週家の納屋を解体するんで掃除してたら出てきたん」

そういってSちゃんは木箱を出したんです。
20㌢四方ほどの木箱でした。電話でパズルって言ってたのはこのことだろう、
小さなテトリスのブロックみたいな木が組み合わさって箱になってたと思う。

914 小箱 3 2005/06/06(月) 12:59:09 ID:lJdBivui0
M「それ以上触んなや!触んなや!!」
その瞬間、Mはトイレに猛ダッシュ「おぅえぇええ。ぅぇえぇうぇええええ」
嘔吐の声が聞えてきました。
Kがトイレに行ってMの背中をさすってやってるようでした。(良い彼女だ・・w)
一通り吐き終えたMが戻ってきました。


Mが携帯を取り出し電話をかけました。
M「とうちゃん・・・・コトリバコ・・・ コトリバコ友達が持ってきた」
M「俺怖い。じいちゃと違って俺じゃ、じいちゃみたくできんわ・・」
M泣いてました。とうちゃんに電話かけて泣いてる29歳・・・
それほど恐ろしいことなんでしょう。俺も泣きそうでした。
M「うん付いちょらん、箱だけしか見えん。」
M「跡はあるけどのこっちょらんかもしらん」
M「うん、少しはいっちょる、友達のお腹のとこ」
M「シッポウの形だと思う・・・シッポウだろ?中に三角ある。シッポウ」
M「間違いないと思う、だって分からんが!俺は違うけん!」
(なにやら専門用語色々でてたけど、繰り返していってたのはコトリバコ、シッポウ
(もっと色々言ってたけど忘れました、ごめん)
M「分かったやる。やる。ミスったら祓ってや、とおちゃん頼むけんね」
Mここで電話を切りました。
最後にMは2分ほど思いっきり大泣きして、しゃくりあげながら「よし」
と正座になり、自分の膝のあたりをパシっと叩きました。
もう泣いてませんでした。なにか決意したようで。

915 本当にあった怖い名無し 2005/06/06(月) 13:04:02 ID:ZG1MS4t70
山口県?

916 小箱 4 2005/06/06(月) 13:04:52 ID:lJdBivui0
M「A・・カッターか包丁貸してごせや」
 (「ごせ」ってのはうちらの方言で、~してくれとかの語尾ね)
俺「お、おい、何するん!?」
M「誰か殺そうっちゅうじゃない、Sちゃん祓わないけん」
M「Sちゃん、俺みて怯えるなっちゅうのが無理な話かもしらんが、怯えるな!」
M「KもAも怯えるな!とにかく怯えるな!怯えるな!!負けるか!負けるかよ!!」
M「俺が居る!怯えるな!怯えるな!」
M「なめんな!俺だってやってやら!じいちゃんやってやら!見てろよ糞!糞ぉおおおおお!」
Mは自分の怯えを吹き飛ばすかのように咆哮をあげていました。
Sちゃん半泣きです・・・怯えきってました。
俺もKも泣きそうです。ほんとにちびりそうだった・・・
S「分かった、分かった、がんばっでみる」
俺もSもKもなにやら分からないけど、分かった分かったって言ってました。

M「A包丁かカッター持ってきてごせや」
俺「お、おぅ・・」包丁をMに手渡しました。
M「A俺の内腿、思いっきしツネってごせや!おもいっきし!」
もう、わけ分からないけど、Mの言うとおりにやるしかありません。
M「がぁあああああがあぐいうううあああ・・・・・”!!!」

Mの内腿をツネり上げる俺。
俺に腿をつねり上げられながら、Mは自分の指先と手のひらを包丁で切りつけました。
たぶん、その痛みを消すためにツネらせたのかな?
M「Sちゃん口開けぇ!」
MはSちゃんの口の中に、自分の血だらけの指を突っ込みました。
M「Sちゃん飲みぃ、まずくても飲みぃ」
S「あぐ;kl:;っぉあr」
Sちゃん大泣きです。言葉出てなかったです。
M「◎△*の天井、ノリオ? シンメイイワト アケマシタ、カシコミカシコミモマモウス」
なにやら祝詞か呪文か分かりませんが、5回~6回ほど繰り返しました。
呪文というより浪曲みたいな感じでした。

917 小箱 5 2005/06/06(月) 13:05:27 ID:lJdBivui0
そしてMがSちゃんの口から指を抜くとすぐ、SちゃんがMの血の混じったゲロを吐きました。
S「うぇええええええええええおええわええええええええ」
M「出た!出た!おし!!大丈夫!Sちゃんは大丈夫!」
M「次・・・!」
M「じいちゃんみててごせや!」

Mは血まみれの手を、Sちゃんの持ってきた木箱の上にかぶせました。
M「コトリバココトリバコ ◎△*??Й・・・」
M「いけん・・いけん・・やっちょけばよかった」
Mがまた泣きそうな顔になりました。
M「A!っとおちゃんに電話してごせや」
言われたとおりにMの携帯でMのとおちゃんに電話をし、Mの耳元にあてました。
M「とおちゃん、ごめん忘れた、一緒に呼んでくれ(詠んでくれかな?)」
Mは携帯を耳にあて、右手を小箱添えて、また呪文みたいなもの
を唱えてました。やっぱり唄ってるみたいな感じでした。



M「終わった。終わった・・・・おわ・・・ったぁ・・うぅえぇえええ」
Mはまた号泣してました。大の大人が泣き崩れたんですよ。
Kによしよしされながら、20分くらい大泣きしてました。
俺とSとKも号泣で、4人でわんわん泣いてました。
その間も、Mは小箱から決して手を離さなかったような気がします。
(号泣してたんであまり覚えてませんがw)

すこし落ち着いてから、Mは手と箱を一緒に縛れる位のタオルかなにかないか?
って聞いてきたので。薄手のバスタオルでMの手と木箱を縛り付けました。
M「さて、ドコに飲みに行く?」
一同「は?」
M「って冗談じゃw 今日はさすがに無理だけん、A送ってくれよ」
(こいつどういう神経してるんだろ・・・ ほんと強い奴だなぁ)

918 小箱 5 2005/06/06(月) 13:05:47 ID:lJdBivui0
その日はSもMもKもなんだかへとへとで、俺が送っていくことになりました。
(飲みだったんで、もともと俺が飲まずに送る予定だったんですよ!いやホントにw)


で、それから8日ほどMは仕事を休んだようです。
そして昨日Mと会い、そのときのことを聞いてみたんですが。
M「あ~っとなぁ。Sちゃんところは言い方悪いかもしらんが、◎山にある部落でな」
M「ああいうところには、ああいったものがあるもんなんよ」
M「あれはとおちゃんが帰ってきてから安置しといた」
M「まぁあんまり知らんほうがええよ。」
なにやら言いたくない様子でした。
それ以上は、いくら聞こうとしても教えてくれない_| ̄|○

ただ最後に
M「あの中に入っちょるのはな、怨念そのものってやつなんよ」
M「まぁ入ってる物は、けっこうな数の人差し指の先とへその緒だけどな・・・」
M「差別は絶対いけんってことだ、人の恨みってのはこわいで、あんなもの作りよるからなぁ」
M「アレが出てきたらな、俺のじいちゃんが処理してたんだ」
M「じいちゃんの代であらかた片付けた思ってたんだけど、まさか俺がやることになるなんてなぁ」
M「俺はふらふらしてて、あんまり家のことやっちょらんけぇ、まじビビリだったよw」
M「ちょっと俺も勉強するわ まぁ才能ないらしいがw」
M「それとな、部落云々とか話したけど、差別とかお前すんなや・・Sちゃんとも今までどおりな」
M「そんな時代じゃないしな~ あほくせぇろ」
俺「あたりめぇじゃんw」
俺「それよりさ、この楽しい話誰かに話してもええの?」
M「お前好きだなぁ 幽霊すら見えんくせにw」
俺「見えんからこそ好きなんよ」
M「ええよ別に、話したからって取り付くわけじゃないし」
M「どうせ誰も信じねぇよ、うそつき呼ばわりされるだけだぞ、俺はとぼけるしw」

919 小箱 7 2005/06/06(月) 13:09:18 ID:lJdBivui0
と、いうわけで
ここに書き込ませてもらった次第です。
長文失礼しました~!
まさか奴もこれだけの人数に話してるとは思わねぇだろうな~ パソコンオンチだしw

それと最後にひとつ
この箱ってね、まとめサイトに同じような箱の話ありましたよね?
木箱開けたら爪と髪が入ってて、昭和天皇がどうとかって紙切れが入ってたって話。
昨日Mの話で中身をチラっと言ってたのを思い出して、ふと・・・
そういった呪物の作り方があるのかな?

まぁなんだ、午前中フルに使ってまとめたから疲れたよ_| ̄|○
それと>>915 山口じゃないよ 近いけどねw 10月を神有月とか言っちゃう地方





2ちゃんねる発の有名な怖い話「ことりばこ」です。
ようやく「オカルト」タグが増えそうですよ。
とはいえ、やはり人間の悪意や情念が1番恐ろしいというのがポイント。
この話には後日談がつきます。
それは次のおはなし…。
【オカルト】 コトリバコ-真相
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by kero-tama | 2010-09-15 08:36
【雑記】オカルト国家
96 名無しさん@八周年 :2008/05/04(日) 18:56:00 ID:qEyn6Cc+0
世界的に有名なメガロポリスの中心に神聖不可侵の巨大な森がある。
その森にはその国の最高司祭が住んでいて、国民の安寧と安らぎを祈願している。
司祭は同時に世界最古の王家の末裔であり、世界で唯一の皇帝でもある。
伝説の3つの宝物は『神器』と呼ばれ、それぞれが霊的な古い聖所で固く守られ表にでることはない。
司祭の住む巨大都市そのものもその成立時において、
何重にも念入りにある呪術者が守りを固めた人工魔法防御都市である。
空前の規模で、もはやこれほどの術を施された街は術の発祥の国にさえないのだ。

というファンタジーがこの国の21世紀のリアル。





2ちゃんねるより。

日本って結構オカルティックな国ですよね。
陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)が所属していた「陰陽寮」も明治まで存続していましたし。
表向きなくなったように見えるだけで、実は…という都市伝説もよくあります。
ちなみに陰陽寮は、占い・天文・時・暦の編纂を担当する部署で、陰陽寮が属する中務省(なかつかさしょう)は、律令制において国政に直接関わる最も重要な省でした。
安倍晴明って公務員だったんだな…。


CLAMPの漫画かと思った:★★★★☆

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by kero-tama | 2010-09-06 07:03
【怖い話】いかないで
A子が目覚めると、そこは病室だった。
ぼうっとする頭で状況を把握する。
酸素マスク、鼻から胃へ通されたカテーテル、両腕から伸びる点滴の管、隣では機械が心電図を刻んでいる。
どうやら自分は全身にひどい怪我をしているようだった。
麻酔でも効いているのか、痛みはないがひどく体が重く、眠い。

「気がついたのね!」
そばに座ったまま寝ていた母親が目を覚まし、安堵で涙を溢れさせた。
母に呼ばれて父と医師と看護婦が部屋に入ってくる。
具合を聞かれ、検査が終了すると、A子は両親に経緯を聞いた。

家族4人で車に乗り、田舎へ向かう山道の途中。
センターラインをオーバーしてきた大型トラックを避けようとハンドルを切ったが、車はガードレールを突き破って谷へ転落したのだと言う。
両親はほぼ無傷だったが、後部座席に乗っていたA子と、弟のB男が…

「そういえば、B男は…?」

病室は個室で、弟の姿は見えない。
A子の言葉にわっと泣き出した母を父が支え、嗚咽を漏らした。
A子はそれ以上は恐ろしくて聞けなかった。

深夜、何かの物音で目が覚めた。
ドアの向こうからか細い声が聞こえる。
まるで、どこか遠いところから呼んでいるような…


…ちゃ……お……ちゃん……おねえ…ちゃ…ん…


B男の声だ!
A子は予備ベッドで眠る両親を起こした。
声に気づくと、両親はA子を背後にかばい、ドアを睨みつけた。

…おね…ちゃん……おねえ、ちゃん…

「B男は…もう、いない」
「お願い、A子まで連れて行かないで…」

恐怖と憐憫で、A子の心は潰れそうだった。

「B男、B男…あなたは…もう……死んだの、よ…」

嗚咽まじりに、A子はドアに向かって話しかけた。
すると、


「おねえちゃん、そっちへ行っちゃダメだッ!
 死んだのはお父さんとお母さんだよ!!」


一瞬、病室内の空気が凍りついた。
弟が何を言ったのか、聞こえてはいたがすぐに理解できなかった。

暗雲のように湧き上がる疑惑と不安。
A子は恐る恐る、視線をドアから父母の背中に移した。

凍った時間が動き出す。
ゆっくりと振り返った両親の姿は、血まみれだった。


A子が目覚めると、そこは病室だった。

夢、だったのだろうか…


「気がついたんだね、おねえちゃん!」
そばに座ったまま寝ていた弟が目を覚まし、安堵で涙を溢れさせた。
弟に呼ばれて医師と看護婦が部屋に入ってくる。

A子は混乱した頭で両親のことを訪ねた。
「残念ですが…」と、沈痛な面持ちで医者が告げた。


即死、だった。







ネットでよく見かける話。
前回の話とは逆で、途中まで「死人が迷って現れた」と見せかけておいて実は…というオチ。
シチュエーションは家族だったり、2組のカップルだったり、友達同士だったりしますが、内容はどれもほぼ同じです。

いっしょに逝こう…:★★★☆☆

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by kero-tama | 2010-09-05 18:39
【怖い話】猿の手
冷たい雨が降った夜、妻と息子の3人で暮らす老人のもとに一人の軍人が訪れた。
老人が現役だった頃彼はまだひよっこだったが、21年の歳月が彼をたくましい軍人へと変えていた。
遠方からの来客に、老人の妻と息子は興味津々の様子だ。
もてなされた酒が入ると、彼は自分が経験した戦争や災害、奇妙な民族や冒険譚を語って聞かせた。
その話に思いを馳せた老人が、ふと過去を思い出す。

「そういえば昔、わしに"猿の手"というものを話しかけたことがあったな」

すると男は血相を変え「あれは何でもありません」と話を切ろうとしたが、老人の妻がそれに興味を惹かれている様子を見て、渋々とポケットから何かを出した。干からびてミイラになった動物の肢のようだ。

その奇妙なミイラには3人別々の人間に、それぞれ3つの願いを叶えることができるまじないが掛けられている。
まじないを行ったのは歳経た行者で、人に与えられた宿命をねじ曲げようとすれば悲劇が起きる、という教訓のために作ったのだと彼は話した。

老人の息子に問われ、男はこれに願い事をし、そしてそれは叶ったと血の気の失せた顔で答えた。
次に老人の妻に問われ、これを最初に手にした者は、最初と2番目の願い事は判らないが3番目の願い事で自分の死を願った、と答えた。
その後この"猿の手"は自分が所有することになったという。
男の沈鬱な様子に家族は息を飲んだ。

「3つの願いを叶えたならそれはもう君には無用だろう。何故まだ持っている?」
老人が聞くと男は「わかりません」と答え、突然"猿の手"を暖炉の火に投じた。
しかし老人は男の制止も聞かずそれを拾いあげてしまった。
「どうかそれをそのまま燃やしてください」という男と、「君が要らないのなら私にこれをくれ」と言う老人。
重ねて「燃やしてください」と頼む男に、老人は首を横に振った。

「どうやって使うんだ?」

手放す様子のない老人に男は諦めたように「右手に高く掲げ、願い事を言うだけ。しかしその後どうなっても知りません。そして願うなら、どうか分別のある願い事をしてください」と警告した。

男が帰った後、老人は"猿の手"に何を願おうと悩んだ。欲しいものはもう大抵持っている。
すると息子が「家の残金が払えたら楽だから、200ポンドだけくださいと願ってみたら?」と提案。
息子の軽口に微笑むと、老人は"猿の手"を右手で高く掲げた。

「我に200ポンドを授け給え」

途端、老人は悲鳴をあげた。"猿の手"がねじれ動いたというのだ。
しかし駆け寄った妻と息子にきっと勘違いだと言われ、老人は渋々引っ込んだ。
「きっと寝室のベッドにお金が入ったバッグが置いてありますよ」と息子は明るく言った。

翌日、平凡で穏やかな朝を迎えると、息子は昨夜の不安を笑い飛ばした。
そして「大金が手に入っても僕が帰ってくるまで使わないでくださいね」と両親に軽口を言うと、いつものように仕事へと出かけていった。

その昼、身なりの良い男が神妙な様子で家を訪れた。
昨日のこともあって、妻は彼が200ポンドを持ってきたのではないかと期待したが、なかなか用件を言い出せない彼に、老夫婦は不安を覚えた。
男は意を決し、自分は彼らの息子が務める会社から派遣された者で、息子が会社の機械に巻き込まれて死んだことを告げた。
会社は責任を認めず賠償もしないが、勤勉だった彼らの息子に対しいくばくかの補償をしたいと男は申し出た。
老人は恐る恐るその金額を聞いた。


その額は、200ポンドだった。


家から2マイル(約3.2キロ)離れた墓地に息子は埋葬された。
悲しみを紛らわす何かが起こってくれないかと願い続けたが、やがて老夫婦は諦めとともに無気力になり、言葉を交わすこともなくなった。

10日が過ぎた夜、息子の死を悲しんでいた婦人は突然のひらめきに声をあげた。

「"猿の手"! "猿の手"があったわ!」

妻は"猿の手"で愛する息子を生き返らせてくださいと老人に迫った。何故もっと早く思いつかなかったのか、と。
老人が震える声で「それは愚かな願いだ」と訴えても、妻は聞かなかった。
老人は今にも引き裂かれた息子がここに現れる気がして恐怖していた。
しかし「あと2つ、願いが残っている」と泣きわめいて懇願する妻についに根負けして、彼は"猿の手"を高く掲げた。


「息子を生き返らせ給え」


妻は期待に瞳を輝かせて窓の外を見つめ続けたが、明かりに点けた蝋燭が燃え尽きる頃になっても何も起こらなかった。
老人は"猿の手"が効力を発揮しなかったことに安堵した。

ふたりがベッドに戻ってしばらくした頃、老人は蝋燭を取りに階下へ向かった。
ふと、聞こえるか聞こえないかの音で玄関のドアをノックする音が聞こえる。
老人が凍りつく。
ノックは続き、彼は慌てて寝室へ戻った。
妻が何事かと声をかけると、「ねずみだよ」と老人は震える声で答えた。
するとそのとき、大きなノックの音が家中に響き渡った。
「きっとあの子だわ!」と、妻はベッドを飛び起た。「忘れていたわ、あの子が2マイルも離れた場所にいたことを!」
老人はドアへ駆け寄ろうとする妻を強く引き止め、息子を家に入れないよう懇願したが、「あなたは息子を恐れるのですか」と泣き叫ぶ妻は頑として聞き入れない。
そうしている間にもドアを叩く音は続いた。
「行かなければ。ドアを開けてあげないと!」ついに妻は老人の手を振りほどいてドアへ向かった。
しかしかんぬきに手が届かない。
老人は慌てて"猿の手"を探した。
妻が椅子を引きずってくる音がする。
ノックはどんどん激しくなる。
かんぬきが軋み、はずれる音がする。
同時に老人は"猿の手"を見つけ出し、

そして、最後の願いを口にした。




激しく打ち鳴らされていたノックが、余韻を残して突然止んだ。
椅子を引きずってどかし、ドアが開かれる音がする。
冷たい風が、さっと階段を吹き抜けていった。

妻の慟哭が響く。
老人は外に出た。
ゆらめく街灯がひとけのない静かな通りを、ただ照らしていた。







W.W.ジェイコブズの短編小説「猿の手」を、細かいところを省いて掲載。
原文はこちら。
Classic Short Stories - The Monkey's Paw
翻訳機が宇宙語を吐き出すので、内容は意訳です。ご了承ください。

200ポンドは現在だと2~3万円の価値ですが、この物語が書かれた当時としては1年を豊かに暮らせるくらいの金額(現在の日本円にして数百万円くらい?)だったようです…が、確証ありません。ご存知の方、ぜひ教えてください。金額の価値によって印象も変わると思うので…。

様々な都市伝説や創作物の原型として今もなお語り継がれる「猿の手」。
妻と息子との暮らしはささやかですがしあわせなもので、老人に欲しいものなど特にありませんでした。
息子は"猿の手"の効力を信じていませんでしたが、父親の期待を無下にするのはかわいそうだと思ったのでしょう。
最後の老夫婦の葛藤が胸に刺さります。


悲しきは人の業:★★★★★

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by kero-tama | 2010-09-02 01:14
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