LTP(ラテラル・シンキング・パズル)というものがあります。
出題者が提示した謎に解答者が質問して解明していくゲームです。
日本で有名なものに「ウミガメのスープ」と呼ばれるものがあります。
出題
レストランでウミガメのスープを食べた男がその後自殺した。
それは何故?
解答者は出題者に質問します。
ただし質問は出題者が次のように「Yes」「No」「無関係」の3つで答えられるようにしなければならなりません。
×「レストランは何処に建っていますか?」
○「レストランは海の近くに建っていますか?」
そうやって質問と応答が繰り返され、謎の答えに近づいていくのです。
やがて「ウミガメのスープ」は都市伝説として一人歩きします。
答えを見る前に、いろいろ予想してみてください。
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解答はコチラ。
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経緯
とある男がレストランへやってきた。
テーブルにつき、渡されたメニューを開く。
「ウミガメのスープ」が彼の目に止まった。
なつかしい。
昔、船乗りだった彼は仲間とともに海で大嵐に遭遇したことがあった。
船のエンジンや通信機は完全に壊れ、舵も利かず救命ボートも流された。
いつ沈むともわからないボロボロの船に乗ったまま、彼らは海の漂流者となった。
限られた食料と水の残りに怯えながら、いつ来るともわからない救助を待つ。
しかし広い広い海の真ん中で、救助が来ることも、他の船にあうことも、また何処かの岸へ流れ着くこともないまま時間だけが過ぎた。
やがて食料が尽き、雨水だけで日々をしのいだ。
仲間はやせ衰えていき、ひとり、またひとりと息を引き取っていった。
自分も、もうだめだ…
朦朧とする意識の中でそう思った矢先、仲間が肉入りのスープを持ってきた。
空腹のあまり幻を見たかと思った。
幸運にも海面近くを泳いでいたウミガメを捕まえることができたらしい。
それからさらに数日が過ぎ、彼らは奇跡的に救助された。
あのウミガメのスープのおかげで自分は生き延びることができた。
あの後みんな船を下りたが、今も元気にしているだろうか。
そんな昔のことに思いを馳せていると、ウミガメのスープが運ばれてきた。
万感の思いで口に運ぶ。
途端、表情が曇る。
彼はシェフを呼んだ。
「これは本当にウミガメのスープなのか?」
シェフが怪訝そうな顔をする。
「はい、ウミガメのスープに間違いございません」
しばしの無言の後彼は席を立ち、勘定を済ませて店を出た。
そして彼は自殺した。
解答
昔食べたものとレストランで食べたものとでは味がまったく違っていた。
つまり、昔食べた「ウミガメのスープ」は「ウミガメ以外の材料」でできていた。
仲間が「ウミガメ」と偽らなければならなかった「材料」とは…
こんなクイズ出されたら怖いわ:★★★★☆